第四回目のテーマは「ランとキャリーで確実に30ヤードを打てるようになろう」。せっかく上手くグリーン周りに運んでも、そのあとの寄せでミスをしてしまうと大叩きの原因にもなりかねない。30ヤードを確実に打てるようになれば、アプローチの基本はOK! クラブの振り幅で「寄せの技」を手に入れる方法を中井学プロが紹介する。ショートゲームがスコアメイクのカギとなる!

グリーン周りからの大叩きをなくそう!

コースのラウンドでスコアメークの肝になるのが、グリーン周りからのアプローチショットです。まだゴルフを始めたばかりだと、せっかくグリーンの近くまでボールを運んできたのに、そこからトップやダフリのミスが連発して、大叩きしてしまうことも多いと思います。そんなミスを減らすために、練習場では基本となる30ヤードのアプローチショットをしっかり身に付けておきましょう。

まず、使用するクラブですが、サンドウェッジ(以下SW)やアプローチウェッジ(AW)ではなく、ピッチングウェッジ(PW)を使います。アプローチはSWで打つものという固定観念を持っているアマチュアの方が多いですが、ロフトが大きいSWやAWは、たとえばバンカー越えでピンが近い状況など、どうしてもボールを高く上げないと寄らないとき専用のクラブなんです。

画像: ピッチングウェッジ(PW)で30ヤードの基準を作ろう

ピッチングウェッジ(PW)で30ヤードの基準を作ろう

また、プロがアプローチでSWを多用するのは、トーナメントのグリーンが硬く、スピードも速いセッティングになっていて、SWでスピンをかけたり、フワッと高く上げないとボールを止めることが難しいからです。アマチュアが普段ラウンドする、一般営業の硬さと速さのグリーンであれば、SWやAWじゃないと寄らない、止まらないという状況は、1ラウンドで1回あるかないかです。SWやAWよりロフトの立っているPWを使ったほうがやさしく打てるのでミスの確率が減り、確実にグリーンにオンさせられるようになります。

画像: スタンスは広くしすぎず狭めを意識しよう

スタンスは広くしすぎず狭めを意識しよう

打ち方のポイントですが、まずアドレスでスタンスはあまり広くしすぎず、狭めに取ります。ボール位置はスタンスのほぼセンター。クラブが地面と垂直か、ほんの少しヘッドより手元を先行させたハンドファーストに構えます。

ハンドファーストが強くなりすぎると、リーディングエッジ(フェースの刃)が地面を向いて、ヘッドが刺さったり、突っかかったりしやすいので注意しましょう。このアドレスから、パターのストロークに近いイメージでスウィングし、キャリーとランでちょうど30ヤード地点に止まるように打っていきます。

画像: ハンドファーストが強くなり過ぎないように注意

ハンドファーストが強くなり過ぎないように注意

ポイントはボールだけをクリーンに打とうとしないこと。ボールだけをきれいに拾わないといけないと勘違いしていて、練習でもクリーンに打とうと頑張っているアマチュアの方が多いのですが、アプローチのインパクトはもっとアバウトでいいんです。ヘッド1個分ぐらい手前からボールの先まで、ソールを滑らせるように横から払い打つイメージで打ちましょう。

ソールを滑らせて横から払うようにボールをとらえる打ち方は、ミスの許容範囲がとても広く、また芝の薄い場所やラフなど、いろいろな状況で使えるので、応用範囲も広いんです。この基本の打ち方を覚えておけば、グリーン周りのミスが確実に減り、スコアメークに役立ちますよ。

画像: 中井学(なかい・がく)1972年4月14日生まれ。高校卒業後に渡米し、苦学しつつゴルフの技術を磨き、見識を深めて帰国。ツアープロコーチとして長く活動した後、2015年にプロテスト合格 2016年、東建ホームメイトカップでレギュラーツアーデビューを果たす

中井学(なかい・がく)1972年4月14日生まれ。高校卒業後に渡米し、苦学しつつゴルフの技術を磨き、見識を深めて帰国。ツアープロコーチとして長く活動した後、2015年にプロテスト合格
2016年、東建ホームメイトカップでレギュラーツアーデビューを果たす

撮影/三木崇徳 協力/ゴルフクラブイースタン

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