テクニック(技)、タクティクス(戦術)、ターゲティング(狙い)の「3つのT」と、ショートゲーム(小技)、ストラテジー(戦略)、そしてスウィングの「3つのS」。プロゴルファー・中井学がゴルフの上達に不可欠な「TS3」を軸にレッスン。12回目はアマチュアがもっとも苦手とするライ“左足下がり”を攻略するための戦術を伝授!

球を上げようとすることが、根本的なミスの原因

左足下がりからミスをする最大の要因は、ボールを上げようとすること。これに尽きます。左足下がりになっているということは、斜度数パーセントの下り坂にボールが止まっているということ。その斜度の分だけ、インパクトでは、どうしてもロフトが立つんです。

画像: 上げようとする。それが左足下がりからミスになる最大の要因だ

上げようとする。それが左足下がりからミスになる最大の要因だ

たとえば、7番アイアンで打つとしたら、ボールの高さはどうしても6番、あるいは5番くらいの高さになる。にもかかわらず、7番アイアンなりの高さを出そうとすると、アオリ打ちになり、ダフってしまうんです。左足下がりということは、ボールの手前が高いライということでもあります。ただでさえダフリやすい状況に、上げようという意識が加わることで、高い確率でダフリのミスを招いてしまうわけでう。

ではどうすればいいか。基本的には、上げようとしないということが前提になります。子どもの頃、川や海などで、平らな石を投げて“水切り”をして遊んだ方は多いと思いますが、ちょうどあのようなイメージですね。傾斜に沿ってクラブを振っていくことで、傾斜なりの低い球を打っていく。これが左足下がりを攻略する、基本的なイメージになります。

そのイメージを持った上で、アドレスにも一工夫が必要です。ただ、これはやり方が2種類あります。

画像: 傾斜なりにワイドスタンスで構え、傾斜に沿って振り抜く。これがひとつの考え方。球の高さは斜度に応じて1、2番手は低くなる

傾斜なりにワイドスタンスで構え、傾斜に沿って振り抜く。これがひとつの考え方。球の高さは斜度に応じて1、2番手は低くなる

ひとつは、傾斜なりに立つ方法。スタンスを広くとり、地面の斜度に逆らわず、地面に対して平行に立ちます。そして、傾斜に沿って振り抜いていく。これは、練習場のスウィングと同じようなイメージで振ることができます。

もうひとつは、鉛直、すなわち傾斜を無視して重力のかかる方向に対して素直に立つ方法があります。このように立つ場合は、ややオープンスタンスにして、カット軌道で振る必要があります。そうすることにより、「右サイドが高くなることでダフリやすい」という左足下がりの根本的な難しさを、かなりの部分軽減することができるわけです。

画像: 重力なりに立つ方法も。この場合、ややオープンスタンスにし、スタンスなりにカットに振ることでダフリのミスを減らすことができる

重力なりに立つ方法も。この場合、ややオープンスタンスにし、スタンスなりにカットに振ることでダフリのミスを減らすことができる

立ち方自体は、傾斜の状況や、イメージの出やすいほうを選べばいいと思います。ただ、くれぐれも左足下がりのライからは上げようとしないこと。いくら球が上がらないと言っても、クラブのロフト角がある以上、まったく上がらないということはありませんから。

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