テクニック(技)、タクティクス(戦術)、ターゲティング(狙い)の「3つのT」と、ショートゲーム(小技)、ストラテジー(戦略)、そしてスウィングの「3つのS」。プロゴルファー・中井学がゴルフの上達に不可欠な「TS3」を軸にレッスン。6回目は、アマチュアが大の苦手とするロングパットの“狙い方(ターゲティング)”をわかりやすくレクチャー! 3パットに悩んでいる人、必読です。

直線と曲線の組み合わせて読む

10メートル以上の曲がるラインを前にすると「3パットしちゃうかも……」と心配になる方は少なくないと思います。長い距離になるほど、どれくらい曲がるかの予測が難しくなります。読み切れずに「えいっ」と打って、結局あらぬ方向に転がっていく。そんな経験は、誰もがしていることと思います。

一方で、プロの場合それほど大きくラインを読み違えることはありません。そこで今回は、プロがどのようにラインを読むか。そこをお教えしたいと思います。

画像: カップははるか彼方。なんとなくスライスしそうだけど、さてどれくらいスライスする!?

カップははるか彼方。なんとなくスライスしそうだけど、さてどれくらいスライスする!?

ポイントは、ラインをふたつに分割して考えることです。というのも、どんなに曲がるラインであっても、打った直後、ボールに勢いがあるうちは真っすぐに転がります。そこで、どこまでは真っすぐ転がるか、そこからどう曲がってカップインするかを、それぞれ別にイメージする。つまり、「直線」と「曲線」に分けて考えてもらいたいんです。

画像: 写真1。ボールの位置からカップ方向を望む。【 1】までは直線をイメージ

写真1。ボールの位置からカップ方向を望む。【 1】までは直線をイメージ

上の写真(写真1)を見てください。大きく右に曲がる10数メートルのスライスラインで、【3】の位置にカップがあります。これを私は、まず【1】の位置まで真っすぐ転がると読みました。

地面を転がるボールは、ショットのように曲げることはできません。ボールを曲げるのは、あくまでも傾斜です。ですので、曲がるラインであっても、打ち出しのイメージは直線的でいいんです。

画像: 写真2。写真1の【1】地点に立った図。【1】地点を通過したボールはゆるやかに曲がり始め弾道の頂点【 2】へと向かう

写真2。写真1の【1】地点に立った図。【1】地点を通過したボールはゆるやかに曲がり始め弾道の頂点【 2】へと向かう

さて、「どこまで真っすぐ転がるか」がイメージできたら、写真1の【1】の地点に行き、そこからの曲がりをイメージします。写真2をみてください。これは、写真1のラインの【1】地点から、カップ方向を見た図です。【1】を通過したボールはゆるやかに曲がり始め、曲がりの頂点である【2】を通過した後、【3】のカップに向かっていきます。

【2】の曲がりの頂点は、タッチが合っている限り、そこを通れば必ずカップインすると思われる地点。ある意味最重要地点ですから、この段階で【1】の位置を変更することも視野に入れてOK。【3】のカップに入れるためには【2】の曲がりの頂点を通す必要があり、【2】を通すためにはどこに【1】を設定するのがベストかを考えればいいんです。

ボール地点から【1】地点を結ぶライン。【1】地点から【2】を通過して【3】のカップに至るライン。前者は直線であり、後者は曲線であるような、ふたつのラインを考えるのが、ロングパットを目の前にしたときの、プロの“読み方”なのです。

画像: 読み方の「基礎」を知っておけば、ロングパットも怖くない!

読み方の「基礎」を知っておけば、ロングパットも怖くない!

ロングパット、それも曲がるラインは「なんとなく」ではなかなか寄りませんし、自分の中に経験値が蓄積されません。しっかりとした読み方を知り、その経験値を積むことで、いつしか10メートルを超えるようなラインでも、「2パット(あわよくば1パット)でいけるな!」と自信を持てるようになると思いますよ。

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