テクニック(技)、タクティクス(戦術)、ターゲティング(狙い)の「3つのT」と、ショートゲーム(小技)、ストラテジー(戦略)、そしてスウィングの「3つのS」。プロゴルファー・中井学がゴルフの上達に不可欠な「TS3」を軸にレッスン。5回目は「ターゲティング」がテーマ。スコアを守るティグラウンドの使い方をレクチャー!

「どこに打ってはダメか」ではなく「どこに打つか」をまず決める

今回は、ティグラウンドでの「立ち方」についてレッスンしたいと思います。立ち方なんて、教わることあるのかな? と思われるかもしれませんが、ただなんとなくティアップして打つのと、明確な意図を持ってティアップするのとでは、ティショットの成功確率は大きく違います。順番に説明していきましょう。

まず、ティショットを打っていく際、多くのアマチュアゴルファーはまず「どこに打っちゃダメか」を考えると思います。しかし、「右はOBだから打っちゃダメ」と考えると、人間の脳は「OBだから打っちゃダメ」の部分をすっぽり抜かして、「右」とだけ認識すると言います。結果、かえって右に行くような体の動きになりやすくなってしまうんです。「池だけはダメ!」と念じながら打つと、かえって池にいくという謎の現象の正体がこれです(笑)。

画像: 「どこにどんな球を打つのか、まずはそれを明確にしましょう」

「どこにどんな球を打つのか、まずはそれを明確にしましょう」

ですので、まずは「自分がなにをするのか」を明確にするという作業を行ってもらいたいんです。その際、「フェアウェイに真っすぐ打つ」ではあまりにも漠然とし過ぎているので、打てるか、打てないかはさておいて、たとえば「右バンカーの左サイドぎりぎり」と言ったように狙いを絞ってください。

それができたら、それに対して高い球か、低い球か、ドローか、フェードか、どのような球筋で狙うかを考えてもらいたいです。繰り返しになりますが、実際に打てるかどうかは別問題。一球一球に意図を込め、しっかりと狙うことに意味があります。

打ちたい球筋に対して、ティアップする場所を決める

どこをどんな球筋で狙うかが決まったら、最後にティアップする位置を決めてもらいたいんです。一番やってはいけないのは、ティグラウンドに上がったとき、ホールロケーションも確認せず、いきなり左右のティマークのど真ん中にティアップし、それから「さて、どこを狙って打とうかな」と考えること。そのあとで「このホール、なんか立ちにくいな〜」なんて言っている人をたまにお見かけしますが、そりゃそうです(笑)。

画像: ど真ん中にティアップして「いや〜、このホール立ちにくいな〜」って、言っていませんか?

ど真ん中にティアップして「いや〜、このホール立ちにくいな〜」って、言っていませんか?

しっかりと狙いどころ、そして球筋をイメージして、その上で右サイドにティアップしたほうが立ちやすいか、左サイドのほうがいいか、よく吟味してみてください。基本的には、フェードは右、ドローは左にティアップしたほうがナイスショットが打ちやすい傾向があることは、頭に入れておいてください。

画像: たとえば左OBが浅いホールなら思い切り左にティアップするなど、ティアップひとつでハザードやミスの方向を“消す”ことも可能だ

たとえば左OBが浅いホールなら思い切り左にティアップするなど、ティアップひとつでハザードやミスの方向を“消す”ことも可能だ

以上のような順序でティアップ位置を決めるだけで、ナイスショットの確率が上がります。漠然と立っていたという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

そこで、僕がオススメしているのは両かかとを結んだラインをイメージし、それをターゲットラインと平行にすることです。かかとのラインなんてイメージできないよ! と最初は思うかもしれませんが、やってみるとつま先よりも正確な物差しになることがわかってもらえると思います。

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