テクニック(技)、タクティクス(戦術)、ターゲティング(狙い)の「3つのT」と、ショートゲーム(小技)、ストラテジー(戦略)、そしてスウィングの「3つのS」。プロゴルファー・中井学がゴルフの上達に不可欠な「TS3」を軸にレッスン。初回は「スウィング」編!

クラブを「上げて・下ろして」いませんか?

プロゴルファーの中井学です。ゴルフの上達に必要な3つのTと、3つのS。みなさまのゴルフライフを一段上にレベルアップしていただくべく、これから私が月に一度「TS3レッスン」を担当させていただきます。その初回は「スウィング」編。私は、多くのアマチュアゴルファーのみなさんは、ゴルフスウィングに関して大いに“誤解”していると思います。まずは、その誤解を解きほぐしていきましょう。

「ゴルフスウィングは、クラブを上げて下ろすだけ」という言葉があります。有名な言葉ですが、私はこの言葉、「ゴルフスウィングは、クラブが上がって下りるだけ」と言い換えるべきだと思います。なぜなら、多くの人は、手でクラブを上げ、手でクラブを下ろしている。その結果、力んだり、振り遅れたり、ダフったりと、様々なミスをしてしまっているように思います。

画像: 上から下にクラブを下ろそうとすると、力んで振り遅れたり、軌道が鋭角になりすぎ、ミスになりやすい

上から下にクラブを下ろそうとすると、力んで振り遅れたり、軌道が鋭角になりすぎ、ミスになりやすい

みなさんは、「ダウンブロー」が和製英語であることをご存知でしょうか。私がゴルフ理論を学んだアメリカでは、ダウンブローという言葉は使わず、「ディセンディングブロー」という表現をします。ディセンディングとは「下向きの」という意味。両者には“下に向かって振る”と“下向きに振られる”というニュアンスの違いがあります。

クラブは上げて下ろすのではなく、上がって下りるんです。下向きに振るのではなく、下向きに振られるんです。まずはここを押さえておきましょう。

直立した状態で「水平素振り」をしてみよう

ここで、ひとつ簡単なドリルを行ってみましょうか。やり方は簡単。クラブを持って直立し、胸の高さにボールがティアップされていると想定して、水平に素振りを行ってみてください。

この動きを“前傾して”行うのが正しいゴルフスウィングです。当たり前の話ですが、直立して胸の前のボールを打とうとする時「下向きに振ろう」と考える人はいませんよね? 

それなのに、多くの人は、ボールが地面に置かれた瞬間、前傾して構えた途端に、急に「ダウンブローで打つぞ!」と考えてしまう。前傾したことで勝手にクラブは下向きに振られるのに、です。結果、極端にクラブの入射角が鋭角となり、ダフリとなるというわけです。

「前傾して水平素振りする」のが正しいスウィングイメージ

正しいスウィングイメージは、「前傾して、水平にクラブを振る」というもの。ボールが地面にあるからといって、下に向かって振る必要はないんです。前傾した分だけ、勝手に下向きに振られるんですから。

考えてみれば当たり前の話ですよね? でも、多くの人は「ゴルフスウィングは上から下に向け、ダウンブローに振らなければならない」という固定観念に縛られた結果、ミスを重ねています。

特別な練習をせずとも、まずはこの誤解をなくすだけでも、スコアアップする可能性は大いにあると思います。このレッスンを通じて、みなさんのゴルフに関するこのような誤解を解消していければと思います。どうか、お楽しみに。

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